【ねろのおやつじかん】東広島産を中心に県内産米でつくる麹「育てる専用部屋」 2024年11月完成

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「麹の手作り室」を地域交流の場に 
東広島産を中心に県内産米でつくる麹「育てる専用部屋」 2024年11月完成

疲労回復に適している希少な麹を使った甘酒や、地元食材を使った甘酒スムージーを提供している、手作り麹(こうじ)ドリンク専門店「ねろのおやつじかん」(代表:大野紀代美)は、この度、麹を育てる専用部屋である「麹室(こうじむろ)」を作ることになりました。体験型の麹室で子どもたちにも高齢者にも日本古来の文化である麹の手作りを楽しんでもらえる場所にしていきます。

麹は古くから日本の食に欠かせない菌として、味噌や酒、醤油、甘酒などに使われてきました。2006年には日本醸造協会が麹菌を「国菌」に指定し、その後、腸活ブームや、コロナ禍で免疫機能への関心が高まったこともあり、今年、麹・発酵をテーマにしたホテルやテーマパークがオープンするなど、麹はさらに注目を集めています。

私は、元は小物のハンドメイド教室の講師をしていましたが、4年前、コロナ禍で仕事がストップしてしまいました。時間が空き、たまたま目に飛び込んできたのが、麹の手作りでした。麹といえば、お酒や醤油の職人が作るものと思い込んでいましたが、自分でも作れることに衝撃を受け、一から麹を作る技術を学びました。前職と同じ「手作り」の感覚が楽しくて、今では、東広島にある実家の母屋を利用して講座をリアル開催しながら、同時にオンラインで県外や海外の受講生さんにも学んで頂いています。

その技術を生かして、2022年、手作り麹ドリンク専門店「ねろのおやつじかん」を始めました。焼酎や泡盛づくりに使う白麹や黒麹など、全国的にも希少な麹を含め、8種類の麹を手作りしてドリンクにしています。これからの季節は、ホット柚子甘酒やホットミルク甘酒などのあったかメニューを考えています。

これまでは、母屋の台所で麹の手作り作業をしていましたが、来月、麹室を作ることにしました。これは、日本の文化である「麹の手作り」を体験できるワンダーランドを目指したいと考えたからです。完成した麹室で、日本古来の文化である「麹」作りを体験してもらうことで、子どもたちには「味噌や醤油は麹が原料で自分で作れる」ことや、「麹は48時間かけて育てる必要がある」ことなどを知ってもらい、高齢者には馴染みの深い麹の手作り体験を通して、子どもも高齢者も交流できるキッカケにしたいと考えています。

「子どもには高齢者とともに麹の手作りを通して楽しみながら文化を受け継いでほしいです。この地域には高齢者が多く、病院以外に交流場所がなかなかありません。高齢者はおしゃべりしに病院に行くのではなく、子どもたちと一緒に自分が食べる麹(味噌や醤油など)を作りながら過ごす、年齢や性別関係なく楽しめる場所にしたいと考えています。」(大野紀代美)

「ねろのおやつじかん」イベント情報                                                  
麹室工事:   11月1日~3日(予定)
麹手作り講座: 10月30日、11月2日、11月20日、12月7日、12月11日
イベント:   麹本著者による講演会(会場:広島市中区「創作ダイニングJA-KEY」)

【「ねろのおやつじかん」お問合せ先】                 
営業日時: 土曜日・日曜日 11:00~16:00                                             
住所:東広島市高屋町造賀3565-1                         
広報担当: 阿川(  mayuagawa@gmail.com )
サイト:https://kouji.hp.peraichi.com/

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