【JBK Production】記憶を継ぐ 魂の歌声 クルド人音楽家・Serdar Canan コンサート

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【記憶を継ぐ 魂の歌声】クルド人音楽家・Serdar Canan コンサート
ツアー最終公演を広島で開催

2022年、2023年、2度の来日で多くの聴衆の魂を震わせたクルド人音楽家・Serdar Canan(セルダル・ジャーナン)氏が再来日し、コンサートツアーを開催、ツアー最終公演を広島市で行うことが決定いたしました。

「国を持たない世界最大の少数民族」と言われるクルド人は。母語の使用を長らく禁じられてきた彼らは、物理的には残らない「声」を通じて、民族の歴史や物語を語り継いできました。 

音楽家であり、民族音楽の研究者でもあるSerdar Canan氏は、クルド民族が居住する地域を訪ね歩き、各地に存在する、口頭伝承によって継がれてきた歌を研究し、自らの声を通じて体現しています。

その、優しく力強く、深い悲哀を湛えた特別な歌声を日本の皆様にも届けたく、この度コンサートツアーを企画する運びとなりました。 

イラク・クルディスタン地域の「ハラブジャ」という町には「ヒロシマ通り」という道があります。

クルド民族はその歴史において凄惨な迫害を受けてきており、特に、1988年3月、イラク、クルディスタン地域東部のハラブジャにて化学兵器が使われ、約5,000人の住民が死亡した「ハラブジャ事件」は最悪の虐殺事件として人々の心に深い傷を残しています。

クルドの人々はヒロシマとハラブジャの悲劇を重ね、「再び繰り返してはならない」と訴えてきました。

そしてその思いは音楽にも表されており、「ヒロシマ」について歌われるクルド語の歌が多数存在します。Serdar Canan氏は2022年6月に広島の「留学生会館ホール」でコンサートを行った際、そのうちの一曲を披露し、聴衆を魅了しました。

今回のツアーにおいて、「広島では必ずコンサートを行いたい」という本人の強い意思により広島公演の開催が決定いたしました。

日本ではまだ知られていないクルドの伝統的な音楽に直接触れられる特別な機会。多くの方にご覧いただきたいです。

◾️Serdar Canan(セルダル・ジャーナン)プロフィール 
音楽家・クルド民族音楽研究者。2019年、ミマール・スィナーン芸術大学(イスタンブール)で修士号取得。演奏活動、伝統楽器バーラマの奏法指導の傍ら、クルド音楽の歴史と理論、奏法について、クルド語による論考を発表。アムステルダムで初演されたクルド語によるオペラ『トスカ』出演。2022年、2023年に来日し、東京藝術大学、京都大学等の大学や民間団体からの招聘を受けてレクチャー・コンサートを行い大好評を博した。

【Serdar Canan on Tour in Japan 2023】 
10月8日(日)埼玉・川口|川口総合文化センター・リリア 催し広場|14:00開演 
10月9日(月・祝)京都・岡崎|NAM HALL|14:00開演 
10月10日(火)大阪・箕面|COMM CAFE|18:15開演 
10月11日(水)広島・広島市中区|LIVE JUKE|19:00開演

連絡先
主催:JBK Production 
担当:上田惠利加
電話:090-9881-8451
メール:japanbikurdi@gmail.com

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